ぇやっ

朝の正門、「あいさつ」のルーブリックを作って自分の中で満足度を高めています。

ABCDEの5段階。

A―はちきれんばかりの笑顔を携えて元気よく「おはようございます」

B―表情までは作れないけれどさわやかな声での「おはようございます」

C―こちらの挨拶に呼応しての「おはようございます」

D―少し小さめな声で「おはよう」が届かず、「~~ございます」

E―声は出ないけれどこっくりうなずいて会釈をする。

   これをあいさつの英単語GREETにいれてみると面白いことに気づきました。4番目の文字にこの5段階のアルファベットを入れていくとE段階はGRE E T、 同じようにDBCと入れてみても単語は浮かびませんが、Aを入れるとなんとGRE A T になるのです。毎朝、笑顔付きの挨拶に出会うと心の中でGREATと小さく呟きながら幸せな気持ちになっています。

   そんな毎日の中で、GRE A Tな挨拶をしてくれる男子生徒が一緒に登校している友達に「ぇやっ」という声を耳にするようになりました。正門と、通用門を一日おきに行っているので気づかなかったのですが、正門でいつも「ぇやっ」が聞こえます。ある日、「ぇやっ」の後で「あっ」という声に気づきましたが、校門を過ぎる時間はあっという間です。翌々日、「あっ」と言っていた男子生徒は「おはようございます。」と言って通り過ぎ、「やればできるっしょ」という表情を友達に向けていました。そこでやっと「ぇやっ」の正体をつかめたのです。「お前も、挨拶せぇやっ」の最後の部分だけを聞き取っていたのです。おそらく二人の間で、「今日はあいさつすんねんぞ」などのやり取りをしながら学校に向かっていたのだなと思うとほっこり胸が温かくなりました。「ぇやっ」はもう過去のものです。今はGreatな「おはようございます」に様変わりしました。eatの過去形はateです。GreatがGrateになってそれが満ち溢れたら、それはまさしくGrateful「ぇやっ」のおかげで感謝の気持ちでいっぱいになりました。

Eでも立派な挨拶です。明日もいい朝になりますように!