目映い輝き

  和太鼓部第27回定期演奏会。言葉にできない、言葉にならないほど心が動く瞬間を体験してきました。昨年度末からの約一年半多くの苦難と困難を乗り越えての演奏会。部員のみなさんをはじめとして指導された先生、顧問の先生、OBの皆さん、保護者の方々、多くの人の想いがすべて詰まった高槻現代劇場大ホール。太鼓を打つ姿に心撃たれた人たちが繋がった場所となりました。

  和太鼓に対する知識、技術的なことも何もわからない自分にはいかに素晴らしいかをお伝えするすべはありませんが、あれだけの動きをする中での一人ひとりの表情豊かな笑顔、一つひとつの動作、特に静止している時の美しさが並大抵の努力でなしえることでないことは想像に難くありません。活動禁止、制限された練習時間、密を避けるために制限された人数。準備する時間も場所も十分にない中で、与えられた条件を最大限生かして身も心も鍛錬した結果生まれた舞台での躍動、そして演奏後の静寂。観客である誰もが惜しみのない拍手で伝える感謝。コロナ禍で先行きが見えない暗闇の中で目映い光を示してくれた和太鼓部の皆さん、素晴らしい演奏とたくさんの可能性を示してくれてありがとうございました。