十周年記念誌「あくたがわ」-校内ぶらりある記(1)より抜粋
*三本葉の松の謎
本校正門を入った所の右手に、一本の松がある。普段恐らくほとんどの人が気づいていないであろうが、この松は普通の松ではない。根元の所に「大王松」(「ダイオウマツ」あるいは「ダイオウショウ」とも)書かれてあるが、広辞苑に「北米東部原産、高さ約30m,葉は三葉で長く、30cmに達する。松かさは長さ20cm、庭園樹とする。」とある通り、葉が三本あることと、その葉が長いことが特徴。
三十周年記念誌 大王松のその後より抜粋
心配していることがあります。この大王松は長さ20cmにもなる巨大な松笠(松ぼっくり)を作ることでも知られています。私(このコラムの作者)はまだ見たことがありません。校門周辺、自転車置き場の地面は大半がコンクリートやアスファルトで固められ、大きな樹にとっての環境は必ずしも良いとは言えません。昭和57年の植樹なので25年余りが経ちました。生徒の登下校をずっと見てきた樹の大きな松ぼっくりを一度見てみたいものです。
大王松のプレゼントです。10数年見たことのない松ぼっくりを松が咲かせてくれました。コロナ禍で、自然の災害に苛まれる中で何か光を与えてくれた松ぼっくり。姿を現してくれてありがとう。前へ進む勇気をもらえました。
We have suffered from COVID-19 for a long time, and we have been waiting for daily lives we can live. We appreciate that this pine tree gave us wonderful gifts most people at this school have never seen for more than 10 years.