11月14日(月)富田林市立第一中学校

富田林市立第一中学校では、学力向上のための重点課題を「どの子も授業の中で輝くことができる場面を作ろう」、「子どもに夢を持たせよう。その夢の実現に取り組ませよう」と設定して校内研究に取り組んでいます。全教科で年間3回、1回につき3~6教科程度の研究授業を行い、過半数の教職員が授業公開を行うこととしました。

特に教科別授業研修(小研)では、経験の豊かな教職員が研究授業を行い、発問のタイミングや配慮を要する生徒への声のかけ方などを示し、後日、経験年数の少ない教職員が研究授業を行っています。また、各学年の会議において、毎回定期テストの分析を行い、学力に課題のある生徒への支援のあり方について検討することとしています。その他にも、基礎学力の定着には、小学校との連携が不可欠であり、今年度は「学びの11ヶ年プロジェクト」において、中学校の定期テストの仕組みや、実際の問題用紙の作り方について検討を始めています。

11月1日(火)、2年生理科「化学変化と原子・分子」(物質は何からできているか)の研究授業を行いました。紙コップとプラスチックコップを小さく切り分け、どこまで小さくできるかを確かめ、ドルトンの原子説を学び、物質は原子からできていることを理解し、原子記号を学ぶ、というものです。

この学年においては、「授業をしっかり聞く」「教師の指示を守る」をテーマに取り組んでおり、特に、学ぶ姿勢と自ら考える事を重要視しています。当日、生徒はしっかりと授業に取り組んでいました。後の討議では、特に、課題のある生徒に対する、周囲の生徒や指導者のかかわりは、学ぶ事への大切さを浸透させる意味において大いに効果があったという意見がありました。

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