11月27日(火) 泉大津市条東小学校

『子どもがいきいきと取り組むために』

 11月27日(火)、泉大津市立条東小学校において、パッケージ研修支援の第4回研究授業と研究協議会が行われました。条東小学校は規模があまり大きくないため、パッケージ研修に際し、まさに学校全体で取り組もうということで、全員が算数の指導案を作成し、学力向上委員会で練り上げてきました。第1回目の全体研修会から大阪府教育センター指導主事にご指導いただき、2日(金)に指導案検討、13日(火)にプレ授業を実施し、いくつかの課題を検討し、本番に備えてきました。

教材は6年の算数「場合の数」で、表や図を用いながら、落ちや重なりがないように組み合わせ方を調べるという内容で、4チームによる総当たりの試合数を調べるものです。担任教諭により課題の提示と見通しの確認が行われ、まず児童が一人で考えます。発表ボード(B4大の方眼紙をパウチしたもの)を活用し、水性マジックで自分の考えを書いていきます。一人で一つの方法をじっくり書いている児童もいれば、ボードを4枚も使った児童もいました。ヒントカードが不要なくらい、児童が活発に活動し、自分の考えを書いていました。次に、班になって自分の意見を発表し、考えを交流しあい、良い所や共通点、違いなどを確認します。続いて数名が自分の意見を前で発表します。全員が自分の考えをしっかりと皆に伝えることができました。最後に自分がわかりやすかった考え方をノートに書きました。

研究協議では、討議の柱を2本とし、1本目は「授業内での手立ての有効さ」として、発表ボード・ヒントカード・クループ討議等、授業内での手立ての有効さについて活発な意見が出されました。2本目は「授業等の中での説明・表現活動」で、学年ごとに話し合い、取り組み状況などを発表し、意見交流しました。最後に指導主事より、"算数の力"をつけるための方法や練り上げの時間の大切さ、話し合い方・考え方の提示の必要性などをご指導いただきました。

今回の研修を条東小の学力向上への取組に行かしていければと思います。

 

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