布施北高校は校門から校舎に入るまでに何本かの樹木がありますが、この季節になると毎年それぞれの樹に
たくさんのセミの抜け殻を見つけることができます。そして足元には土にはセミの幼虫が抜け出した穴も
空いています。
そして羽化したセミ、おそらくクマゼミ、が一斉に鳴いているのでその騒々しいこと。それは夏の季語である「蝉時雨」
というような風流なものではなく「セミしぐれ!!」というようなものです。しかし、不思議と午後になるとその声はなくなります。
最近は幼虫が地中に長くいる間に、その土地にコンクリートが引かれ羽化できないセミもいるということを聞いたことがありますが、
その点布施北高校のセミは幸せです。今年産卵された卵も数年後には無事、成虫となって姿を現してくれることでしょう。