3月12日に全教職員対象の人権研修を行いました。
テーマは「安全で安心な私たちの学校づくりについて考える」。
各学部、各学年に分かれ、以下の4点についてグループワークをしました。
① 本校で起こりうる人権侵害には、どんなものが考えられるか。
② 人権侵害を未然に防ぐために、どんなことができるか。
③ もし、目の前で人権侵害が起こったら、どうするのか。
④ 人権を守るために、これまでどんなことに学年で取り組んできたか。また、学年としてどんなことにこれから取り組んでいきたいか。
学年ごとに分かれたことで、具体的な生活の場面や子どもたちの顔が思い浮かび、「この間、こんなことも気をつけたいと感じたことがある」「こんな場面では人権に配慮すべきではないか」「子どもたちをまず1番に守るには」など、とても具体的な意見が多数出ました。
共通してどのグループでもよく出たキーワードは
「教員同士の連携」
「相談しやすい集団づくり」
「思い込み(バイアス)に気づく」
「価値観をアップデートする」がありました。
「人権侵害を許さない」という意識を持つことはもちろんですが、指摘しあえる、話し合える、他者の意見を尊重できる集団を維持できればそれは大きな未然防止策となります。また、多様性・共生社会へと進む世界の中、常に新しい情報や考え方を手に入れることは欠かすことができません。話し合う中で自分と他者との考えや感覚の違いに気づき、新しい発見をしたり、人権感覚を磨いたりするきっかけとなる今回のようなグループワーク研修を、来年度も実施予定です。
安全で安心な学校であり続けるために、私たち教職員は今後も学び、考え続けていきます。