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今日は1年物理、3年世界史と生物の授業を見学しました!

今日の1限目は1年生の物理の授業を見学に行きました。勉強していたのは「摩擦力」です。授業の中では、ためになるいい話がいっぱいありました。

「現象を意識する」...いい言葉ですね。単なる机上の論でなく体験に基づく実感で捉えると理解が深まりますから。

「Ma=Fが作れる」...詳しい話はしませんが、これができる生徒は受動的暗記型から能動的思考型への転換ができた生徒だと思います。

授業の中でダンボール箱を使った実験がありました。先生に「ダンボールを見たらどうしたくなる?」と聞かれたY君。「乗りたくなります」と答えてくれました。先生に対する気遣いと先を読む目が素晴らしいですね。(笑)

2限目は3年生の世界史特講を見学しました。ちなみにこの授業は生徒が10人ほどという、とても贅沢な授業です。今日の内容は「戊戌の変法」から「義和団事件」まで。私は清朝のこのあたりの流れを陳舜臣さんの「中国の歴史 近・現代編」で読みましたが、誰が何をしたのかがよく分かりますこの本は結構おすすめです。

授業の中で、京都大学の入試問題を使ってアヘン戦争以降の4つの戦争が清朝に与えた影響や事後の状況について、グループで整理しました。その際に付箋に書いたものを貼って整理していましたが、たとえ間違っても書き直さずに場所を変えるだけで修正できるのでとても便利そうでした。先生方もいろいろ工夫なさってくださっていますね。

5限目は3年生の理系生物を見学しました。今日の内容は「分子進化と中立説」で、近縁の生物が進化の過程で別れるのにどれくらいの時間がかかるかといったことを勉強していました。先生が説明された後に生徒たちが自身で問題を解くのですが、教え合いがとても白熱して面白かったです。それを聞いているだけで70分があっと言う間に過ぎました。(笑)

上の絵は授業プリントの裏に書かれていたコラムのものですが、キリンの首がどうして長くなったのかをテーマにしたものだそうです。もちろんそれも気になるのですが、一番気になったのはクジラやイルカがイノシシの近縁であることです。マナティーやカバは分かる気もするのですが、イノシシはどうなのでしょう。生物って不思議ですね。