今日は大阪教育大学と大阪大学に行ってきました!

今日の午前中は大阪教育大学に行きました。本校SSH事業の一つとして、いつもお世話になっている大阪教育大学の向井教授に、希望者対象に講義と実験を行っていただきましたので、その様子を見に行きました。

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最初にコムギの進化の過程を発見し、ゲノムの遷移や進化の過程の調査方法を確立された木原均先生のお話を伺いました。ちなみに種無しスイカを開発したのも木原先生だそうです。

ご講義の中で「地球の歴史は地層に、生物の歴史は染色体に記されてある」という有名な言葉を述べられたのが木原先生であるとのお話がありました。今では世界中の人が当たり前に知っていることを初めて言葉にしたのが日本の方だと思うととても誇らしい気持ちになりました。また向井先生の「やり続けることが大事」というお言葉もとても心に残りました。

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午後からコムギの進化を表す教材づくりが行われましたが、私は残念ながらここまで。後ろ髪を引かれる思いで大阪教育大学を後にしました。

で、次に向かったのが大阪大学豊中キャンパスです。

今日は豊中キャンパス、吹田キャンパス、箕面キャンパスでGLHS10校による「阪大キャンパスツアー」が行われましたが、生野生も3キャンパス合わせて110数名が参加してくれました。

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最初に大阪大学の田中副学長から大阪大学概要説明がありましたが、このご説明の中で私が一番印象的だったのは、下の「大阪大学での学び」です。この中に「能動的な学習態度への転換」というのがありましたが、私が生野高校の校長として一番力を入れて取り組んでいることで一番困難に感じていることが「受動的暗記型から能動的思考型への転換」です。

今日のお話を聞いて、大阪大学に入学できるような優秀な人でもこれが課題なのだから、生野生ができていなくても仕方がないのかなと思いましたが、逆にこれができれば多くの生野生は大阪大学に入学できるってことなのかとも思いました。

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休憩をはさんで各キャンパスで模擬授業が行われました。工学部は「デジタル技術で創る日常生活 ~薄くて軽い脳波センサとAI~」、薬学部は「注射器要らず!皮膚にペタッと貼るワクチン!」、法学部は「人から話を聞き出す手法と証人尋問のルール-おとぎ話を題材にした模擬証人尋問-」、理学部は「生き物の形作り」と「ミトコンドリアは『生きている』~ダイナミックに変化する細胞内の発電所~」、外国語学部は「毒を食らわば皿までースワヒリ語とアフリカ地域研究との34年間ー」と、いずれも生徒たちが大いに興味関心を感じるような内容ばかりでした。(といっても私がこの後所用があったので失礼しましたが...笑)

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今日は部活もあっただろうに、そこを敢えて参加してくれた皆さん、絶対にそれだけの価値はあったと思います。今日学んだことを一度自分の頭でしっかりと咀嚼してみてください。何事にも振り返って内容を確認する習慣を身に付けてくださいね。