おはようございます。芒種のころを迎えようとしています。「芒」の一字で「すすき」とも読みますが、もともとは「芒(のぎ)」と言ってイネ科の実の先端にあるたくさんの細長く伸びた針状の突起を指すそうです。「芒種」とは、田植えのころを迎える時季を表す二十四節季の一つです。
部屋を開け鞄を置いて外に出ると、ポーンポーンとソフトテニスのボールを打つ音が聞こえてきました。また、バックネットの方からはカーンカーンとトス・バッティングの音が聞こえてきます。清々とした響きが心地よく、また、朝早くから自主練習に取り組む熱心な生徒たちに頭が下がります。
正門から続くケヤキ並木の足元に、白い6枚の花弁が放射状に広がる花がたくさん咲いています。顔を近づけるとクチナシ特有の芳香がします。花はクチナシより少し小さく思うので、コクチナシという品種のようです。クチナシを知らない人はいい香りがするので、ぜひ匂ってみてくださいね(^^)/ 身がなる頃にもう一度紹介します。
先日は蕾だった金糸梅も一斉に咲き始めました。鮮やかな山吹色がきれいですね。かわいい形の雌しべの周りにたくさんの雄しべがついています。おそらく雄しべの糸のような細長い柄がこの名前の由来になったのでしょう。日本に古くから親しまれているビョウヤナギの雄しべはもっと長いから調べてみてください。
家庭科室の前にある枇杷の木にオレンジ色の実が鈴なりになっています。鳥にとってご馳走ですね。芒種のころを迎え、植えられた稲は秋にはこのようにたくさんの実をつけることでしょう。それには十分な日差しと程よい雨が必要です。まもなく梅雨入り、毎年のように起きる水害が今年は起きないように願っています。