19日(木)4限に2,3年選択科目「スポーツ心理学」の授業を見学しました。3,4限連続授業の後半は多目的ホールに移動して、とても興味深い実習を行いました。担当は、長年お世話になっている特別非常勤講師の後藤先生です。
高い競技パフォーマンスを達成する上で重要な要因となる広い視野と高い集中力を養うトレーニングを14人の生徒全員が一人ずつ行いました。
13人の生徒が1から26までの数字が書いてあるカードをランダムに2枚ずつ持ちます。2列に広がり、せーのーでっ、と一斉にAさんに見せます。Aさんは、「1、2、3、4...、」と、26まで順に見つけて指示します。次に、数字のカードを動かして見つけにくくするとどうなるか、それぞれ1から26まで指示するのにかかる時間を計ります。最も速い人は僅か30秒、カードを動かした場合は、別の人の52秒が最速でした。
後半は、360°に広がって同様にすると、何秒で1から26までの数字を順に指示できるか試してみました。難易度が上がったなぁと思いましたが、結果はほとんどの人が1分以内で、思ったほど難しくなかったのかもしれません。
広い視野と高い集中力、さまざまなスポーツの中で、特にサッカーや水球、ハンドボール等の球技で求められることがよく分かります。今回のトレーニングを繰り返すことで、より高い競技パフォーマンスを発揮することができそうです。
簡単にできるいいトレーニングを教えていただきました。有難うございました。