今日から高知市に来ています。明日と明後日の2日間、「第29回全国高等学校総合学科教育研究大会」が行われ、今日はそれに向けて行われた今年度第2回理事会に出席していました。
ということで少しずつですが、これまでに見学した授業の紹介を簡単にしようと思います。
10月24日(木)2時間めに3年「化学演習」の授業を見学しました。担当は日下健先生です。この時間は化学実験室で「陽イオンの分離と確認」を目的とした実験を行いました。
実験プリントに沿って、予め用意された2種類の混合溶液をいろいろな方法で検査し、それぞれどんな陽イオンが含有されているか見極めます。
混合溶液に含まれる物質は、Ag, Pb, Cu, Fe, Al, Zn, Caの陽イオンうち3つが入っていて、それを、HCl水溶液を加えてろ過するほか、アンモニア水や水酸化ナトリウム水溶液、竜化ナトリウムなどを加えて分離し、析出する沈殿やろ液の色などをみて、どんな物質があるか判断します。
生徒たちは、正しい操作で要領よく実験を進めていました。混合溶液A、Bともに、どの3つの陽イオンが含まれていたか、正しく答えていました。実験に用いた薬品や器具のすべてが、きちんと整理されていて、生徒たちが安全かつ正確に実験を進めやすいようになっているのは、実習教員の平先生が日頃から完璧に整備してくださっているからです。
生徒たちは、実際に実験をすることによって、理解が深まったことと思います。このクラスでは国公立大学などへの進学を目標に猛勉強をしている生徒も多くいますが、第一志望合格に向けて引き続き頑張ってください。有難うございました。