シリーズ授業㉚~3年「上級英作文」仮定・条件の応用

 10月23日(火)5時間めに3年選択授業「上級英作文」の授業を見学しました。担当は松本先生、今年度は約80名の生徒が履修し、4講座に分かれて学んでいます。国公立大学二次試験や私立大学一般入試での英作文に対応できる力を身に付けることを目標の一つにしています。

 この日のテーマは「仮定・条件の応用~様々な表現」です。まず、先生は「仮定と条件とは異なる」ことを教えられました。

 「仮定」は現在or過去の事実に反すること、「条件」は起こりうること

 このことを踏まえて、仮定を表す日本語を見たら、直ちに次のような定型表現が浮かんでくるように練習します。このとき現在のことを言っているのか、過去のことを言っているのか、時制に注意する必要があります。

もし水がなければ、人類は生きられない。(現在のこと)

If it were not for water, humans could not survive. (仮定法過去)

もし水がなかったら、人類は生きていなかった。(過去のこと)

If it had not been for water, humans could not have survived. (仮定法過去完了)

 仮定法過去か仮定法過去完了のどちらが適当かは文面で判断し、また、ニュワンスによって、could(できたのに)は、would(したのに)や might(できたかもしれないのに)に変わります。できるだけ日本語に正確に、また、自由英作文では伝えたい文意に即して、迷わず書けるように練習します。

Without your help, I would be in trouble. 君の助けがなかったら大変な事になっているだろう。

With your help, I could filfill my dreams. 君の助けがあれば夢を実現できるのに。

 with や wihtout を使っても同様に表現できるようにします。

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 次に、S wish S'+過去形/S wish S'+could V' の構文について。

I hope you will win. (希望します [可能性がある])

I wish you won. (願っているけど無理やろうなぁ) 

 ニュワンスに注意する必要があります。wish は、事実と異なる願望を述べる場合に使います。

 また、S V as if S' V' の構文についても学習しました。as if は act / behave / feel / look / talk と一緒に使われることが多いです。

 さて、一通り今回のポイントを学習したうえで、これらの構文を使って簡単な英作文をつくり、隣の人と見せ合います。生徒たちはとても積極的に学んでいました。

 4月から生徒たちと一緒に学んでいたい気持ちになりました。有難うございました。

I wish I studyed English in this class together, I could have used English better. (^^)/