シリーズ授業㉙~3年「私達が立っている場所」

 10月22日(火)4時間めに図書館で行われた3年現代文の選択授業「私達が立っている場所」を見学しました。担当は小山先生、1999年4月に私と一緒に本校に着任し、翌年4月にこの授業を開講し、今年度で25年になります。

 そこで、すでにチラシの配布や公式ホームページなどで案内していますが、今月15日(金)に「私達まつり」と称し、この授業を学んた約800名に及ぶ卒業生が現在の社会生活を送る中で、この授業で学んだことがどのように生かされているかについて、大学の先生を招いて、代表して3名の卒業生が生徒たちに授業を行います。また、卒業生にアンケートを取って回収された一人ひとりの言葉をデジタル版の冊子にして紹介します。

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 この日、生徒たちが取り組んでいたのは、村上陽一郎氏の評論「歴史としての科学」です。小山先生は冒頭、「文系を選んだ人は、幅広く言えば理科的な視点を見失わないことが一歩秀でるルートになる。もう少し狭い範囲で言うと、社会科学的な視点を持つこと、この社会がどうなっているのか理科的な視点を持つことが肝要である。今、学んでいることの全てを前向きに捉えて皆さん自身の考える引き出しを増やしてください。」と仰いました。

 大学のゼミのような極めてレベルの高い思考力を養う授業が展開されています。