12月になりました。師走を迎え、若い頃は年々月日が経つのが早くなるように感じていましたが、この歳になると、時の流れは早くも遅くもなく、これが私の生きる速さなのだと実感するようになりました。「あっという間の1年でした...」などと思わなくなったのです。
ただ、年を重ねるごとに、マラソンで言えば、おそらく私自身の身体能力を超えたペースで走り続けているように感じるようになりました。「全体の奉仕者」として務める覚悟を決め、教職公務員として採用されて37回目の師走を迎えましたが、老いなのか、業務の質や量の変化なのか、いずれにせよ、若い頃はがむしゃらに走りながらも、もっと四季折々の風景を楽しんだり、花や虫と戯れたりしていたように思います。
今日は気持ちの良い小春日和になりました。キラキラと木漏れ日が顔に当たります。傷めた右脚のリハビリを兼ねて、少しだけ家の周りを散歩しました。小さな公園の桜の小径もようやく晩秋らしい彩りになりました。
稲刈りが終わった田んぼの一部には、畝が作られ、葉野菜の苗が元気に育っていました。小松菜でしょうか。すぐ近くの畑の隅には、たくさんの光を浴びて柑橘類の実が鈴なりに成っていました。ちょうど栽培されている方が来られ、少しお話ししました。八朔の仲間でまだまだ酸っぱく、美味しくいただくには3月まで待たないといけないそうです。
30分ほどでしたが、久しぶりにちょっといい時間を過ごすことができました(^^)/