山岳部☃冬の飛鳥ウォーク&勾玉づくり(2/1)

 2月1日(土)山岳部の月例ハイキングの報告です。テーマは「冬の飛鳥ウィーク&勾玉づくり」です。参加部員は4人、顧問の吉田先生と島田先生、そして、今回も長年お世話になっている非常勤講師の畠井先生にガイド&講師として同行してもらいました。吉田先生から素敵な写真をいただきましたので、掲載して紹介します。

 一行は、近鉄南大阪線阿部野橋駅8時50分初の吉野行急行に乗って45分で「飛鳥」駅に到着。そこから西へすぐのところの岩屋山古墳を見学しました。岩屋山古墳は7世紀前半の大きな古墳が作られてきた終末期の古墳で、一辺40m高さ12mほどの方墳ですが、飛鳥石で作られた横穴式石室は見事で、中に入って見学する貴重な体験ができました。

s-20250201山岳部 (9).jpg

 岩尾山古墳から西へ800mほど行ったところに、牽牛子塚(けんごしづか)古墳を訪れました。この古墳は八角形をしていて詳しい調査の結果、天智天皇や天武天皇の母の斉明天皇とその娘(間人皇女)の合葬墓ではないかという説があります。2~3年前に当時の姿に復元されました。古墳といえば、自然林に覆われたイメージがありますが、当時の姿は全く異なり、むしろピラミッドに近いように感じます。

s-20250201山岳部 (8).jpgs-20250201山岳部 (12).jpg

 一行は飛鳥駅に戻って東へ、猿岩や欽明天皇陵を左に見てから南へと進み、極彩色の貴重な壁画で有名な高松塚古墳に行きました。一大ニュースとなった極彩色壁画の発見は1972年だったと思います。当時、私は小学4年生でしたが当時のニュースを今でも鮮明に覚えています。後に記念切手にもなりました。「○○を発見!」というニュースにはワクワクさせられます(^^)/

s-20250201山岳部 (13).jpg

 冬の歴史ウォークも順調だったようですね。これは「鬼の俎(まないた)」ですね。近くに「鬼の雪隠(せっちん)」というのもあり、何のために作られたのか、まだよく分かっていないようです。

s-20250201山岳部 (3).jpgs-20250201山岳部 (14).jpg

 昼食は一斗缶に落ちている枝などを入れて火を起こし、「やみラーメン」をしたそうです。とってもいい感じですね(^^)/

s-20250201山岳部 (4).jpgs-20250201山岳部 (5).jpg

 午後からは、歴史体験教室で勾玉づくりに挑みました。いろいろと畠井先生が丁寧に教えてくださります。部員達は、「山岳部」に加え、「地歴探究部」といっても十分なほどにたくさん学び貴重な体験をすることができました。

 写真をみて1日の様子がとてもよく伝わってきました。自分が訪れた時を思い出し、ちょっといい気分になりました。有難うございました(^^)/