シリーズ授業⑥~3年「英検演習」

 今日は2時間めの3年「英検演習」を見学しました。担当は田所先生、生徒は16人です。

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 この科目は、英検準1級合格をめざす学習を行う本校独自の学校設定科目です。はじめに準1級の英単語を問う問題12問を7分程度で取り組みました。例えば、こんな感じで出題されます。単語を覚えるだけでなくさらりと読むスピードも必要です。

Legend says that, in 490B.C.,a Greek soldier ran a distance of about 40 kilometers from the battlefield of Marathon to Athens,where he died of exhaustion after ( ) the Greeks' triumph over the Persians.

1 subduing  2 decoding  3 heralding  4 censoring   ※正解は3(吉報などを)告げる

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 ウォーミングアップが終わったところで、本日のメイン「英作文の攻略法」の学習です。先生はスライドで端的に示しながら分かりやすく教えられていました。

 準1級の試験時間は90分。リーディングとライティングにそれぞれ45分ずつかけて、さらに具体的に、リーディングでは単語穴埋め5分、空所補充7分+7分、内容一致11分+15分、ライティングではSummary(要約)20分、Essay(評論)25分と、細かく適切な時間配分を示されました。

 

 先生は、準1級で求められる英作文のポイントは次の2つだと示されました。

(1)120~150wordsで書くこと。

(2)introduction (導入)⇒ main body(本論)⇒ conclusion(結論)の組み立てがしっかりしていること。

 例えば、提示されたあるTopicについて、賛成か反対か、introductionで自分の立場を明確に示し、main bodyでその根拠、具体例、その結果どうなるかなどについて丁寧に説明し、conclusionで、introductionで述べた意見の再掲示を別の語句や表現を使ってします。

 練習として次のTopicについて賛成か反対かに分かれてグループになってそれぞれ考えました。 

 Do you think that Internet usage should be monitored? 

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 スラスラと英文を綴る生徒も多く見受けられました。日本語の小論文などで、ロジックに説得力のある文章を書くとき、自分の意見や結論の根拠を、「Aで、Bで、Cだから、○○である」と3つ示すのが良いとよく言われています。準1級の英作文は150words以内に収める必要があるので、main bodyで示す根拠は2つで良いでしょう。いかに説得力のある根拠を引っ張りだせるかか重要です。それには、日常生活の中で、様々な社会課題に関心を持って、新聞やデジタルニュース等を読む習慣をつけておくのが良いかもしれません。学びは、日常生活と密接につながっているのです。

 みんな一生懸命でした。準1級取得も届きそうな予感がします。皆さん頑張ってください。有難うございました。