今高祭⑤~多目的ホールvol.4【番外編】

 多目的ホールで1日めの最後に、もうひとつ演劇が公演されました。今高とっておきの教員演劇集団「えびす座」による劇「月の爆撃機」です。

 活動2年目を迎えたえびす座は今年総勢20人に増え、ここ「えびす」を拠点に生徒達が下校した後、活動を重ねてきました。座長の国語科中村先生の監督・演出で、本気で生徒達にいい演劇を見せようと、先生方が練習を重ねてこられました。日ごとに一体感を感じ合い、本番、舞台袖から聴こえる先生方の真剣で迫力ある台詞に感動してしまいました。

 かつては、文化祭で教員劇をする学校は珍しくなかったように記憶しています。しかし、正確には分かりませんが、現在、文化祭で教員劇を行う学校はそうはないと思います。決して本校の先生方の業務が少ないわけではありません。それでも、先生方は、自ら真剣に取り組み、見せる劇を通じて、生徒達に何かを感じ取ってほしいと、熱く思われています。私もその末席に加えていただいたおかげで、先生方の姿を近くで観ることができ、深く頭が下がる思いとともに、とても嬉しく思いました。

 昨年度から「風を起こす」をテーマにして2年めの夏を終えようとしています。今、生徒も教職員も新たな風を起こす「熱」を事あるごとに感じています。今、えびす座も大きな風を起こしています。