今高祭⑥~教室等展示・企画vol.1【部活・授業編】

 教室等での展示・企画コーナーは2日間とも盛況、特に2日めはたくさんの外来者で賑わっていました。クラス企画では長蛇の列ができたところもありましたが、部活も日頃の活動の成果がわかるギャラリー等充実していました。

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 まず、感謝したいのは美術部です。昨年度まで正門を飾っていたアーチがなくなり、それに代わるものを制作して欲しいと美術部に依頼がきて、主に1年生部員が頑張って作ってくれました。玄関前アプローチの柱に巻くととてもいい感じ。今年のテーマ「極彩色~Colorful Cheerful!!」にぴったりのシンボルになりました。

 美術部は407教室でも作品展がオープンしていました。高校展受賞作品をはじめ生徒達の力作ぞろいで充実していました。

 1階ロビーの芸術の森では、授業の作品もたくさん展示されています。

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 400教室ではイラスト文芸部の作品展がオープンしていました。どうすればこんなイラストが描けるようになるのでしょう。とても細かくて精巧な画力が凄いです。

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 207教室では、今年も天文地球部の「プラネタリウム」上映が行われていました。黒い布で覆われた大きなドームの中では、部員達がお客さんにドームに映るプラネタリウムの動く星座の案内や説明をしていました。

 402教室では、写真部の生徒達が撮影したスナップや作品がたくさん展示されていました。中には高校展奨励賞の作品もあり、芸術性の高い作品もあります。休日のお出かけ撮影会も充実してそうです。

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 3階社会科教室では、公民の3年学校設定科目「もう一つの現代社会」の授業成果発表の展示がなされていました。ここでは、どんな学びがなされているのかよく分かります。

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 昨日の演劇で問題を投げかけた「多数決について」のコーナーや、授業で扱った書籍の紹介、生徒や教員の推薦本を訊いてまとめた「もう現必読書」、「あべのタスカル」など、授業のゴールである「発信する」が観て取れるものが多くありました。

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 1学期末からアナウンスしていた「ユニクロ服のチカラ」プロジェクトでは、生徒達がたくさん子ども服を持ってきてくれました。

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 「もう現」の文化祭での取組みは昨年度も感動しましたが、今年はさらにパワーアップしているようです。 

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 1階ロビーのエレベータホールのすぐそばには、夏休み期間の集中講座で実施している学校設定科目「考古学入門」の今年度の取組みについての報告が展示されていました。今年の履修者は4名。大阪市内の病院の駐車場にある難波宮跡の発掘現場での調査に参加したり、出土した磁器や土師器の洗浄や接合作業を体験したり、レベル測量を行ったり、学校では体験できない実習を教わりました。学芸員を志す生徒もいて、とても楽しく考古学を学ぶことができたと、有意義な集中講座ができているようです。

 作法室では、茶道部によるお茶会が行われていました。見に行った時にちょうど大阪・関西万博インドネシアパビリオンを運営されている方々が来られていました。「無理せずに脚を崩してもいいですよ」とお伝えしましたが、「チャレンジしたい」と正座を頑張られていました。万博が終わってからも友好の絆を深めたいとのことです。インドネシアも日本も海洋プレートの沈み込み帯にできた弧状列島で、火山噴火や、地震や津波が繰り返し発生するという点において共通しています。火山噴火が繰り返し起きることによって長年かかってできる大地は栄養成分が豊富で、やがて肥沃な土壌をつくります。また、だからそこに人が集まるのです。日本の人口は減少に転じていますが、インドネシアは2億8千万人を越えました。今日は「茶の心」をあじわってください。茶道部の皆さん、有難うございました。