化学研究部 9月

 我々化学研究部は2年生10人、1年生3人で、毎週火曜日と金曜日に主に活動を行っています。

 7月には「ブラウン運動」の実験を行いました。コロイド溶液を顕微鏡で観察すると、微粒子(コロイド)が不規則な運動をしているのが見えます。それをブラウン運動といいます。今回は牛乳を使用して観察しました。溶液の濃度調節と顕微鏡のピントを合わせるという操作が非常に難しく、見えているものが果たしてコロイドなのかどうか悩みました。時にはシャーレに直接液体を入れて観察してみることも。それでもうまくいかず、あきらめかけた時に、ぶるぶると震える小さな点が大量に現れました。(画像1)成功したうれしさとともに、集合体の気持ち悪さも押し寄せてきました。いろいろな面から印象に残る実験でした。

 さらに、一年生が中心となって発光実験も行いました。これは過酸化水素などを使用した実験で画像2の通り、暗い環境の中で試験管が鮮やかな色の光を放っているのが確認できます。化学反応の中での蛍光や化学発光を使った実験は視覚的にも非常に魅力があり、化学の美しさを感じられた瞬間でした。

<画像1>

顕微業で見るブラウン運動

<画像2>

発行している試験管

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