こんにちは。化学研究部です。現在化学研究部は2年生10人1年生3人の合計13人で活動しています。
化学研究部では11月と12月に1年生を中心とした、ルミノール反応と錯体の実験を行いました。ルミノール反応とは血液を検出するための方法であり、ルミノールと水酸化ナトリウムを混ぜたアルカリ溶液と過酸化水素を混ぜた混合液を血液に吹きかけると、血中のヘモグロビンと反応して青白く光るという反応です。これは警察の科学捜査においても利用されています。
実際に実験を行ってみると、右の画像のように青色に発光しました。またその後、ルミノールの濃度を変えてみたり、濃度を維持しつつ触媒を変えてみたりして、発光時間はどう変化するかを観察しました。反応速度と発光時間には相関関係があり、アンミン錯体を触媒とした実験では、発光時間が極端に短くなりました。しかし、ヘキサアクアニッケル(Ⅱ)イオンなど触媒とした場合など、触媒を変えたり濃度を変えて関係性を検証していきたいです。
今回の実験で、ルミノール反応が現実でも使用されているという話を聞き、科学技術の応用範囲の広さにも感銘を受けました。