7月4日金曜日、高等部のFGグループの生徒13名が、豊中市にある複合型障がい者施設、「あすなろ」へ見学に行きました。
今回の施設は、7月の夏季実習でDEグループの3年生が4名、FGグループの2年生が2名がお世話になる施設とあって、事前学習の段階から生徒は熱心に臨みました。
見学の当日、前日まで降っていた雨も未明には上がり、初セミの鳴く中お天気に恵まれた行事となりました。「あすなろ」までは地下鉄御堂筋線、中津～緑地公園乗車11分、駅から車椅子で10分ほどの距離です。
見学は2班に分かれて、それぞれ１階、2階、４階を見学し最後に３階のホールで合流しました。１階は、機械を分解するリサイクル作業やバスタオルをたたむリネンの作業。モンドセレクションで受賞したという「あすなろ麵」の加工作業がありました。生徒はガラスの外から身を乗り出して見入っていました。２階は生活介護の利用者さんが過ごされていて、「日課表」の聞きなれない言葉「スヌーズレン」に積極的な質問が出ました。最後は４階のショートステイ事業の見学です。ここが生徒の関心が一番高かったようで、「何日ぐらい利用できるんですか」とか「予約はいっぱいですか」などの質問をしました。また、居室の和室と洋室を見比べ「こっちがいいわぁ」と感想を言っていました。
見学が終わって３階のホールに集まり、感想と見学のお礼を伝えて帰路に着きました。玄関までの見送り移動の時、案内を担当されたスタッフの方から「中津の生徒さんは礼儀正しいですね」とお褒めの言葉をいただきました。
さて、学校に戻りお弁当を食した後「ふりかえり」の時間。参加生徒１３名に見学した作業で「やりたい仕事」「難しそうな仕事」を尋ねたところ、全員がそれぞれに自分の感性で仕事を受け止め、ひとりひとりの思いを語り合いました。
