今回の新転任者研修についても隣接する大阪整肢学院の栄養士の先生を講師に迎え、「食育」について講義をしていただきました。
まず、講師の先生は最初に「大阪整肢学院が食事で大切にしていることは、楽しい食事であること」とお話しし、春には校庭で満開になる桜の下での食事、節分では鬼面のカレーライスといった、季節や行事に関する食事を取り入れていることを紹介されました。
講義では、障がいのあるこどもたちが入所する施設であるので、子どもたちの障がいについて配慮が必要で、安全安心な食事が重要であり、咀嚼や嚥下について理解し配慮することが必要であると教えていただきました。
次に、学校でも使用している「とろみ調整剤」について、製品の特徴や使う時の注意について詳しく教えていただきました。
さらに本日実際に昼食に出された料理に使ったとろみ入りのものと、通常のとろみのない料理をご提示し、その料理に触れることにより違いを知ることができました。
また、経口での食事が困難な児童生徒の胃瘻や経鼻経管栄養についての講義を、スライドを用い分かりやすく教えていただきました。大阪整肢学院で使っている、胃瘻用の食材や、販売されている注入剤の紹介もしていただきました。
本校の児童生徒の胃ろうでの経管栄養について、詳しく教えていただきました。
さらに、最後に大阪整肢学院の厨房と配膳室を見学させていただいて研修を終え、新転任者からも「実りのある研修になった」と、感想が聞かれました。
