本校では、今年度より全学部・全グループ共通で、児童生徒一人ひとりの"自分らしさ"を大切にし、活きる力や生活する力の育成をめざして「キャリアアップタイム」を導入しています。
【視点】
- 自立活動の視点
- ライフキャリアの視点
- ワークキャリアの視点
- ADL・QOLの向上(摂食・排泄・衣服の着脱等)
- 身体的機能の向上(運動・操作・感情)
- コミュニケーション能力・社会性の向上
- 認知・学習面の向上(知識の確実な習得)
- 社会的・職業的自立に向けた能力や態度を養う
このように、一人ひとりの目標を"超具体的"に設定し、取り組む時間(1日 20分程度)を設けているものです。
【取り組み例】
目標 | てだて | |
---|---|---|
小学部 児童A | ・QOLの向上、身辺自立(身だしなみ、更衣) ・時計を見て行動できる |
・鏡を設置し、自分の身体や動きを見られるようにする。 ・実体験を通して、一つ一つの動きを確認しながら行う。 ・時間割(日時)を確認する。 |
中学部 生徒B | 洗濯物のタオルを物干し(タオルハンガー)に干す | タオルの端と端をつまんで半分に折り、タオルハンガーにかけるよう言葉かけする。 |
中学部 生徒C | タブレット端末のパスコードを入力する | キーボードで入力すべき文字列を一つずつ提示する。 |
高等部 生徒D | 情緒の安定をはかる | 1日を振り返り、翌日の予定等の確認を行う。 |
<早期からのキャリア教育の充実>を推進することにより、児童生徒の身につける力をより明確化させ、キャリア発達につなげたいと考えています。