高等部2年生 宿泊学習

高等部2年生は、8月18日(水)19日(木)に宿泊学習を実施しました。当初は、6月に校外の宿泊施設に泊まりに行く予定にしていましたが、コロナウィルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて延期し、安全な宿泊場所を検討した結果、学校としては初めての試みとなる校内での泊を伴う学習をすることとしました。

学校での宿泊を行うにあたり、学校が自然災害等の発生時の避難所として利用されることを念頭に置き、「防災的な学習」も付随して行うこととしました。
 学習内容として、自然災害の種類といかにしてそれらの災害が起こるのか、災害に対する備えについて等を学習をしました。避難所に持ち出す物品について学習する場面では、実際に教員が持参した荷物を見ながら、「自分に必要な物品は何か?」を考えていました。また、ラップや段ボールが様々な用途に活用できることを知り、試作した段ボールベッドでは、「ほんまに寝れるん?」と疑念を持っていましたが、実際に横になってみると寝心地が良く「寝れるなー」と感想を言い合っていました。
 昼食は、防災学習のつながりで非常食のアルファ米を食べる経験も積みました。水を入れて60分待つだけでご飯になることに、生徒はとても驚いていました。

レクリエーション活動では「キャンドルづくり」や「クイズ大会」など様々なことに取り組みました。中でも、普段の生活ではできない夜の学校での「肝試し」は大変盛り上がました。真っ暗な廊下進んでいくと、驚かせるための仕掛けが多く用意されており、生還してきた子どもからは、「怖かった」や「びっくりした」という声が聴かれました。夏の夜の暑さを吹き飛ばす肝試し体験となりました。しかし、改めて終了後に感想を聞くと「楽しかった」や「もう一度したい」など楽しい時間でもありました。

夜はレンタルした布団を敷いて寝ました。最初は眠ることができるか心配していた生徒も内容盛りだくさんの活動で疲れたようで、しっかり眠ることができました。

2日目もレクリエーション活動を行い、2人1組になり行きたい旅先を調べて、旅行気分を味わう「オンライン旅行」を行いました。それぞれの班の発表を聞き「早く行けるようになってほしいな」と口々に話していました。また、宿泊学習の振り返りではみんな「楽しかった!」と感想を答えていました。
防災学習や様々なレクリエーション活動等、学校内での泊を伴う学習においても、多くの経験ができることを生徒・教員がともに学ぶ貴重な機会となりました。

今年度は例年と異なる形態での宿泊学習でしたが、生徒一人ひとりの思い出になったようです。

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