8月25(水)から 27日(金)の3日間、本校を会場として『支援機器活用・支援教育実践研修会』を開催しました。3階多目的ホールでは、ICTを活用した教材や支援機器の展示会を実施し、午前中は本校の児童生徒と教職員による展示機器の体験学習を行い、午後からは大阪整肢学院の職員や府立支援学校・地域の小中学校の教職員に参加いただき、展示機器の体験の他、活用に関する相談会を行いました。
展示では、以下の4ブースを設けました。
- スイッチ・トイ
- デジタル図書
- 視線入力装置
- タブレット端末
スイッチ・トイでは、専用のアプリと連動し、おもちゃを動かすことができるIoT乾電池を用いたおもちゃの紹介を行いました。
デジタル図書では、好きな本を音声で読み上げ、本文を強調表示することができるマルチメディアDAISYの他、本校教職員で作りためてきたデジタル絵本の紹介を行いました。
視線入力装置では、風船割りゲーム等の練習ソフト、タブレット端末では、Bluetoothマウスやアクセシビリティスイッチを使ってのアプリのデモ展示を行いました。
児童生徒たちはそれぞれのブースでお気に入りの教材を見つけて、意欲的に体験していました。タブレット端末やスイッチを操作して、ゲームやおもちゃを自分で動かせる喜びを感じながら楽しんでいる姿が印象的で、私たち教職員にとっても児童生徒の新たな一面を知ることができる機会となりました。
午後から来校された方々にも、実際に機器に触れていただき、展示機器が子どもの支援にどのように活かしていけるかについて、貴重な意見交換をすることができました。「機器に関する説明が丁寧で分かりやすかった」等、本研修について好評のお言葉を頂きました。
新型コロナウィルス感染症の対策により、残念ながら今回実現できませんでしたが、児童生徒が展示機器を使っている様子を実際に見ていただく機会も設けたいと考えています。
本校では、これからも支援機器の活用を推進して、児童生徒の成長を確かにする支援教育の実践に繋げていきたいと思います。