第1回 ボランティア講座

本校では、「講義や体験等を通して、支援学校や障がいについての理解推進を図る」ことを目的として、今年度よりボランティア講座をはじめました。
 猛暑の中、そしてコロナ渦のため人数制限を設けた講座ですが、大学生や地域の方を含め11名の参加者がありました。

 

講座は2日間にわたり、行いました。  1日目は、「支援教育について」「車いす体験(屋内)、2日目は「車いす体験(屋外)」「学校ボランティアについて」「ミニ展示会(校内実習、ICT機器、自立活動支援機器)」と、実技・講義の内容で行いました。

車いす体験では、スロープや廊下をはじめ屋内・屋外での車いす操作・乗車の体験を行いました。児童生徒が利用する公園までの道のりの段差や傾斜、そして車の往来に、普段、体験することのない体に伝わる振動や大きな揺れ、景色の見え方等々、整備された屋内環境との違いに参加された方の多くに緊張が見られました。

乗り降りの際は必ずブレーキをすること。止まるときにもブレーキをすること。周囲に目を配り、段差や斜面等に気を付けること。急に動くのではなく「動きます」「とまるよ」等の言葉かけの大切さ、安心できる環境づくりなど、普段、教員が心掛けていることを実際に体験してもらいました。

【参加者の感想(一部抜粋)】。

  • (車いす体験)外での車いす体験でまず感じたのが、車いすに乗るの、意外と怖い、ということでした。押すイメージはできていましたが、そのイメージも乗ったことのない状態のイメージで、今日すべてが変わりました。
  • 私たちにとって当たり前のことが、子どもたちにとって当たり前とはかぎらない。自分で経験することの大切さを学んだ。
  • 日頃見ている世界と、支援が必要な方が見ている世界では違うことがたくさんある。
  • 実際に車いすにのる怖さをしることができた。
  • 「今から動かすよ」「降りるよ」「曲がるよ」などの言葉かけをすることが1番重要だと感じました。

そのほか、「次は自立活動について学びたい」、「ICT支援機器 視線入力装置を詳しく知りたい」「肢体不自由についてもっと詳しく知りたい」「学習支援員について知りたい」、とたくさんのご意見やご感想をいただきました。また、「ボランティアに来たい!」と言っていただける参加者も多くおられました。
 感想とともに、今後の取り組みの参考につながる意見もたくさんあり、本当に有意義なボランティア講座となりました。
 暑い中、参加していただいたみなさま、ありがとうございました。

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