9月9日(木)に、第2回 人権研修を行いました。
今回は、関西国際大学の中尾繁樹教授をお招きして、「愛着障がいについて発達の視点からとらえる」というテーマでご講演いただきました。
ご講演の中で、幼少期に虐待を受けた経験が、成人後の生活にも大きな影響を及ぼし続ける事例や、様々な理由から保護者のもとを離れて育ったとしても、子どもが乳幼児期に保護者と違う保育者とアタッチメントを結ぶことが可能である事例などのお話をいただきました。そのほか、定型発達を学ぶことの重要性や、被虐待児に見られる様々な症状、最新の脳科学による虐待への発達に関する影響など、多くのことを学ぶことができました。
本研修には、地域学校園からの参加希望も多く寄せられ、テーマにかかる教員の意識の強さも知ることができました。
残念ながら、時節柄すべての希望者の先生方に参加いただくことは難しかったため、本研修の概要をお伝えさせていただきます。
この研修会で、学んだことを今後の教育活動につなげ、子どもを中心においたより適切な指導・支援について、これからも、より一層充実させてまいります。