小学部C低グループでは、生活の授業で「買い物学習」を行いました。
本校に通う児童は、医療型入所施設に入所しており、買い物に行く経験が少ないという実態があります。そのため、買い物の流れや買い物時の簡単なマナーについて丁寧に確認しながら進めていきました。児童が興味・関心を持てるように、また実際のお店に近いリアリティーが出るように、本物の食べ物の空き箱やレジを用意し、模擬スーパーで買い物学習をしました。
はじめは、手順カードを確認ながら買い物をしていましたが、次第に流れを覚えて一人でスムーズに買い物することができるようになってきました。マナーについては、守ろうと頑張る姿がたくさん見られました。買い物終了後には、一人一台タブレット端末を用いて、自分自身の買い物の様子を動画で見て客観的に振り返りました。「できた！」「まる！」とできたことを喜んでいる姿が見られ、授業の最後には「コンビニに行きたい」や「〇〇を買いたい」などと実際のお店に買い物に行くことをとても楽しみにしている様子が見られました。この後も、児童の「やってみたい」、「できた」の経験を増やし、主体的に取り組める授業を進めたいと思います。
