高等部Fグループでは、進路見学で「かしま障害者センターLink」へ行ってきました。
かしま障害者センターLinkは、就労移行支援、自立訓練、就労継続支援B型、就労定着支援などのサービスを展開されている事業所で、今回は就労移行支援を中心に見学させていただきました。
事業所へ到着し、はじめに会議室で、「ひとりでも多くの障がいのある方々が社会の中で働くことをめざして」と、就労移行支援において取り組んでいる内容や、就労先の状況、就労してからのアフターサービスの状況や自立訓練の取り組み内容、就労継続支援B型の取り組み内容など、プレゼンテーションソフトによる詳しい説明を受けました。生徒は多くの写真資料を見ながら、一生懸命に聞いていました。
事業所内の見学は、1階のリネン室から開始しました。利用者の方々が、洗い立てたくさんのタオルをたたんでいました。私たちが作業部屋に入ると、みなさんが元気の良いあいさつをしてくれました。隣の部屋では大型洗濯機が稼働していて、一度に50kgのタオルが洗える洗濯機4台が並んでいました。運搬用のカートには600枚のタオルが積まれていて、9時15分から15時20分までフル稼働で取り組んでいるとのことでした。タオルの山に、生徒は驚きの様子をみせ、本校を卒業した先輩方もこのような仕事をしている人はいるのかな、とイメージを膨らませている生徒もいました。
2階では、軽作業に取り組んでいる利用者の方々がいました。18色の絵具を箱詰めする作業や、洗剤をボトル詰めする作業など様々で、こちらでは絵具の袋詰めと、タオルたたみを体験させていただきました。袋詰め用治具（作業補助具）や、タオルたたみ用の治具を使用し、それぞれに作業体験ができました。
「ぼくも卒業したら、こんな作業するのかな」と発言する生徒もいて、近い将来のことを考える良い機会となりました。
