11月29日（月）から12月3日（金）の1週間、高等部FGグループは校内実習を行いました。
実習内容は、「コーヒー等の販売」、「ハーバリウムボールペン作り」、「メモ帳作り」、「ワークセンター中津よりいただいた作業」、「やすらぎの苑 中津よりいただいた作業」、「春菊の収穫から販売までの作業」を行いました。
【販売】
今回、初めて導入したレジスター（商品の金額の計算や会計処理ができるセミセフレジ機能付き）の使い方に最初は戸惑っていた生徒でしたが、バーコードリーダーの使い方をすぐに覚え、たくさんある商品の会計処理をスムーズに行うことができるようになりました。販売実習に来てくださったお客様がレジスターを見て「本格的だね。」「すごい、会計が早い。」と言葉をかけていただきました。
①コーヒーは、昭和18年創業の歴史ある「上町珈琲」より厳選された豆を仕入れ、「飲みやすくなった。」「またすぐ飲みたくなるコーヒーだった。」との感想をいただくことができました。
②フリーダム創生より受注したクッキーは、「本格的なクッキーだった。」「コーヒーのお供にもってこいだね。」とうれしい言葉をかけていただきました。一番人気の味は「紅茶」で、「来年の販売では、紅茶を多くしないといけないね。」と生徒同士で次回の実習に向け話し合う場面もありました。
③Fグループの理科の授業で育てた（完全無農薬）春菊は、販売までに想定した大きさに育たなかったのですが、「おいしかったよ。」「生は、苦かったな。」との感想をいただき、「収穫時期や販売方法を改善していこう」と振り返りながら反省を行うことができました。
④メモ帳は、FGグループ生徒が描いた絵を表紙として、一枚一枚丁寧にあたたかみのあるメモ帳を販売しました。製品として仕上げたメモ帳は完売することができました。
実習期間中は、小学部・中学部の児童生徒のみなさんも見学や実習体験に来ました。実習に参加した生徒にとっては、キャリア教育の目標に基づいて課題や役割を再度見直す機会となりました。来年度の販売に向けてたくさんの商品をお客様に届けることができるよう作業技術を高めることと、接客サービスの質も高めていけるよう技術や能力について、指標を設定するなど確実な成長を実感できる職業の授業として取り組んできたいと思います。