高等部Gグループは進路見学で、大阪市阿倍野区にあるシャープ特選工業株式会社（シャープ株式会社の特例子会社）へ行ってきました。
シャープ特選工業株式会社は、障がい者の社会経済活動の参加と、雇用促進を目的に創業され、日本で初めて特例子会社として認定された会社です。
シャープ特選工業株式会社へ到着すると、受付では「府立中津支援学校の皆さん ようこそシャープ特選」へと、シャープ製の液晶テレビから、歓迎を受けました。生徒は「すごい、中津って書いてある！」と、その掲示を見て喜びの声を出していました。
1階の精密機器の検品の見学では、部品の細かさに驚きながら、精密な作業の一端を経験させていただきました。実際の作業を体験した生徒は、「これは厳しいです！」と作業の難しさを話していました。
2階では、社内広報の配布作業を見て、必要な部数を数える機械に感心したり、フットペダルのPC機器などを見学して、自分では何が使えるか、どんなものがあれば自分たちが効率よく作業ができるか、などを考えさせられました。会議室では、「社会人の一日」や、「働くということ」などについて講義をしていただきました。
「働くということ」のお話の中で、「学校で教わる、あいさつ、規則正しい生活、マナーを守る等は、できて当たり前であり、何よりもまずやらなければいけないことをやると、できることが増え、やりたいことも見つけられる」という話があり、生徒たちは真剣に話を聞いていました。
全体を通して、生徒の感想では「数字を数えることが苦手な人でも、機械を使って工夫をしているところが印象に残りました」「障がいの状況によって工夫をすることで、やりやすい作業があることがすごいと思った」など、会社での働き方に対する考え方の柔軟な考え方に感動し、全員が「参加して良かった」と良い経験になった進路見学となりました。
