支援機器活用・支援教育実践研修会(自立活動 編)

8月24日(水)、25日(木)、26日(金)の三日間にわたり、支援機器活用・支援教育実践研修会を本校で実施しました。

DONDONIKOOのスペースでは本体操作を実際に体験される他行の先生方もおられ、スイッチやレバーなどの操作を体験することで、児童生徒への活用をイメージされていました。

スパイダー(重力低減環境訓練システム)の体験および研修会では本校教職員と、担当児童生徒が実際に活用している様子を大阪府立 光陽支援学校の田中瑞来先生に見ていただき、専門家としての観点からアドバイスを受けました。スパイダーでは、ベルトに接続したバネで体をささえることで、身体への重力による負担が低減された状態となり、通常では難しい姿勢や動きを体験することができ、体験した児童生徒の嬉しそうな様子がとても印象的でした。

スヌーズレンスペースでは"アクアDX"、"ミルキーウェイ"、"ジュピターミディ"等で視覚的に、アロマで嗅覚的に心地よい刺激を与え、リラックスできる環境づくりを行いました。大阪府内の小中学校や支援学校から参加された先生方からは、それぞれの名称や使用方法等の質問を受け、それらにお答えしながら実際に体験していただくことができました。

感覚統合遊具のスペースでは"室内ブランコ"、"サイバーホイール"等の感覚統合遊具をいくつか展示し、使用方法について、障がいのある児童生徒への必要性やその効果についての説明を行い、実際に体験することで活用方法の工夫などについてもお知り頂く機会となりました。

感覚統合勉強会も同日に実施し、感覚統合とはどのようなものであるか、その歴史や考え方の実際について学び、障がいのある児童生徒への自立活動における有用性、また、校内にある感覚統合遊具の実践例をもとに、具体的な目標設定と評価について知ることができました。

様々な支援機器の活用や実践について、多くの学校の先生方や地域、関係機関の方々に発信することで、本校での教育の実際について、地域における支援教育の向上につなげるため、本校では今後も同様の機会を作っていきたいと考えています。

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