11月14日(火)、21日(火)本校教員が大和大学を訪問し4年生を対象に「ボッチャ」の出前授業を行いました。ボッチャという競技を見るのが初めてという学生も多く、実際に学校現場で使用している教材・教具を使用して体験をしてもらいました。
最初にスライドでボッチャについてのルールや用具の説明、勾配具を使用した投球方法、試合の流れを説明しました。ビデオでは、日本代表選手のミリ単位のスーパーテクニックを見てもらいました。
次にコーン(目標物)に向かってボッチャボールを止める練習を行いました。「投げ方」「方向性」「距離感」「投球するボールの特徴」によって転がり方が全く違い、学生たちは互いに話し合いながら投球しました。
最後にチームに分かれて簡易ゲームを行いました。投球数やコートの大きさを特別ルールとして設定し、学生同士が互いに賞賛やアドバイスをし合いながら楽しくゲームを進めていました。
受講した学生からは、
「ボッチャは障がいのあるなしにかかわらず、平等に競うことができる魅力あるスポーツだと思いました。」
「ジャックボール(目標球)をどのあたりに置くのか点数を積極的に取りに行くのか、相手コースの邪魔をしてミスを誘うのかなどたくさんの戦略があり無限の楽しみ方があるなと思いました。」
「力の調整や指先の細やかな作業、戦略思考の過程を通してコミュニケーションや身体能力を向上できる点に魅力を感じました。」などボッチャの魅力や楽しさを体験できた感想を聞くことができました。
今後、教員の立場で児童・生徒の前に立つことをめざしている学生たちが積極的に補助具の使い方や特別ルールなど様々な立場を想定して取り組んでいた姿に感動を覚えました。
引き続き大阪府がめざす「ともに学び、ともに育つ」教育の推進、相互理解の促進、次世代の支援教育の人材育成に努めていきたいと思います。