小学部 AB高グループ 「みるきく」

 AB高グループではみるきくつたえる(国語・算数)で『ブレーメンの音楽隊』を題材にした授業を行いました。今回の授業は、「えほんを楽しもう」という単元で、簡単なストーリーのある世界的名作を扱い、その再現遊びを通して子どもの自発的な動きを引き出すことを目標としました。

 授業では最初にパネルシアターで読み聞かせしました。お話の中でアプリの「ドロップタップ」を用いて動物の鳴き声や音楽などをタッチできるように工夫し、子どもたちの興味をより引けるようにしました。その結果、回を重ねるごとに鳴き声や音楽を手がかりに「このお話知ってる!」と笑顔や声などで表現する子どもや、顔を上げてお話に集中する時間が伸びた子どもが増えました。

 その後は、お友だちを誘う役(ロバ役)と誘われる役に分かれ、お話の再現遊びをしました。ロバ役の子どもは「(ブレーメンに)いっしょにいこう」とセリフを言ったり声を出したりしながら友だちを誘います。誘われた子は「いいよ」と言って2人で手を繋いで一緒に遊動円木まで行き、遊びました。授業の後半ではお話に出てきた泥棒が登場し、遊動円木に乗ることを阻むので、みんなで「おばけだぞー!」と声を出して泥棒を驚かせて追い払う活動もしました。再現遊びを何度か繰り返す中で、友だちを誘うときにセリフを言ったり声を出したり、友だちの誘いに声や手振りで応えたり、泥棒に大きな声で立ち向かっていく児童、反対に逃げてようとする児童など、様々な動きや気持ちの表出がみられるようになりました。

 これからの授業でも子どもが主体的で対話的な活用を行うことを大切にしながら、多くのお話にふれ、深い学びにできる活動を行っていきます。

  

カレンダー

2024年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30