2 定期考査の勉強は計画的に

来週から本校でも1学期の期末考査が始まります。クラス担任をしていたときに、よく考査勉強をどうすればよいのかと相談を受けました。以前は定期考査対策の方法について、紹介された記事を掲載した学習雑誌などがありました。最近はそういう学習雑誌をあまり見かけません。今回はその考査の勉強について述べてみたいと思います。参考にしてみてください。

定期考査の勉強を前日だけ行うことで対応するのには無理があります。複数教科の広い範囲の学習内容を一夜漬けでこなすことはできないでしょうし、定期考査本来の意味合いから言っても良いことではありません。定期考査は普段からの学習の定着度合いを評価するためのものです。通常の授業に関して、予習→授業への集中→復習という学習過程を生徒が行い、積み重ねた学習成果を測るものです。

しかしながら、我々が学んだことを忘却していくことも確かです。ですから、学習内容を思い出すために、定期考査の少し前から計画して考査対策の勉強をすることが大切になります。

まず教科ごとに考査の日時と範囲を確認し、ノートに抜けている個所はないか、不明になっているプリントはないかなどの整理を行います。次に授業でポイントになっていた部分をチェックしつつ、範囲全体の大まかな概略をつかみます。要点をつかんだのちに細かいところに関する勉強を行っていくのです。そうすると、知識が整理されて覚えやすくなったりします。

3点にまとめます。

① 普段から必要な予習復習を行い、授業に集中することを心がける。

② 少し前から計画的に対策勉強を行う。

③ 日時と範囲の確認→範囲内の要点の把握→内容に応じた学習(暗記、演習など)

定期考査に関しては、返却された時に、できていなかった個所をチェックして、勉強し直すことも大切です。一度間違ったことを次には間違わないようにすることで効率よく学習を進めることができるのです。

堺上高校の生徒にもしっかりと対策を立てて、計画的に学習してほしいと考えています。上校生の皆さん、期末考査がんばってください。