44 PTA一日研修の報告

去る11月17日(土)に本校のPTA主催による一日研修(神戸方面)を実施しました。天候を心配しましたが、前日あたりから雨天は回避できそうだという予報に変わり、当日は晴れ間ものぞくなかでの研修をすることができました。当日は教員も勤務としてではなく、PTAの一員として参加させていただきました。

9時過ぎに出発したのですが、事故の影響で道路渋滞になってしまい、最初の目的地である北野工房のまちに到着したのは11時ごろでした。そこでは、本革によるコインケースを作製しました。説明指導にあたっていただいた方がとてもお話とアドバイスが上手で、個性的でかわいらしいもの、かっこうのいいものを作ることができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。実用的ですので、参加したみなさんはこれから使っていくことと思います。時間がなかったので、工房のまちに入っている土産物などを見ることができなかったのは心残りでしたが、昼食の場所に向かいました。

昼食は三宮にある「神戸壺中天」です。様々な中国料理の技術を持つシェフによる料理を堪能しました。どの料理も見た目も美しく、味もおいしくて、参加者の会話もはずんでいました。遠いこともあり、プライベートでは行かないような店ですので、こういう食事文化を経験するのもPTA研修の大きな意義の一つだと思います。

次に向かったのは「浜福鶴」酒造の見学です。ここで説明していただいた酒造り63年の方が本当にユニークで、クイズあり、酒造りの参加者実体験パフォーマンスあり(校長が指名されて私が行いました...)、個々のお酒の解説あり、ということで、とても面白かったと思います。阪神淡路大震災によって、神戸の多くの酒蔵がつぶれてしまったのですが、浜福鶴はそこからの復興を見事に果たして、美味しい日本酒を造り続けていることがよくわかりました。

行き帰りのバスの中でも、係りの方にいろいろな趣向をこらしたイベントを用意していただき、とても良い交流をすることができたと感じています。このようなPTAでの交流の経験が本校生徒たちの教育の充実にしっかりと反映していくことを信じて、今回の報告を終わります。ご参加いただいた方々、どうもありがとうございました。来年も多くの方に参加していただけることを願っております。