46 SK勉強会(教員授業改善研修)を実施しました

11月29日(木)の放課後、教員による授業改善研修「SK勉強会」を実施しました。SK(堺上)勉強会は今年度に3回実施する予定で、29日はその第2回目でした。堺上高校では、授業に関して、積極的に自分たちで新しい知見を学び、より良い授業実践をめざしたいと考えております。管理職と連絡をとりながら、将来構想委員会のメンバーが企画運営して今年度に勉強会をスタートさせることになりました。90分間にわたり、多くの教員が参加して会議室で授業についての真剣に研修を行なったしだいです。

最初に、私のほうから、授業改善の必要性と方向性、アクティブ・ラーニングについての考え方などを30分間で説明しました。スライドショーを使用して、①激しい社会変化のなかで、教育分野でも改革が進められていて、堺上高校でも授業のあり方を検討していくことが必要であること、②学校での教育活動全体の枠組みの中で社会的な実力を育成していく一環として授業改善に取り組むことが大切であること、③具体的にどのように授業を改善すればよいのかのポイント、④「アクティブ・ラーニング」をどうとらえればよいのか、などの諸点について、私の考えていることを述べました。

その後、本校の生徒のあり方と課題をふまえて、どのようにわかりやすい授業を実践するのかということについて教員が各教科に分かれて協議を行ないました。付箋と模造紙を用いて、熱心な協議が行われていたと思います。授業について話し合う教員の生き生きとした表情が印象的でした。最後に各教科グループから発表を行なったのですが、他の教科の教員が生徒たちと授業のことをどうとらえて、どのように考えているのか、教員自身にとっても興味津々なところです。各教科等の特色に応じて、授業の課題も様々であり、改善の工夫についても多くのアイデアが出ていたと思います。

何人かの教員に昨日の感想を尋ねたところ「校長の説明はもう少し時間をとって、詳しく聴かせてほしいところもありました」「教科で授業のあり方について時間をとって意見交換できていい勉強になりました」ということでした。アンケートもとっていますので、それらもふまえて将来構想委員会で錬成し、第3回の勉強会につないでいってほしいと考えます。このSK勉強会の成果が教員のよりわかりやすい授業実践を生み、学業面で生徒の理解が進むなどの点に還元され、本校の教育活動全体の活性化にぜひ結びついていってほしいと考えています。