2 離任式及び本校の桜

本日は午前中に離任式がありました。本校で教科教育に励み、分掌長、部活動顧問として7年間にわたり、尽力してくれた教員が同僚と生徒たちに別れの挨拶をしてくれました。生徒たちへの挨拶では、自身の経験をふまえて次の二点を力強いメッセージとして述べていました。一点目は、今しかできないことをすること。高校生の時にできることはたくさんあるのだが、その中でも高校時代にしかできないことをしておくことが大切である。いつでもできることは記憶に残らないけれども、その時にしかできないことは記憶に残っていく。たぶんその時にしかできないことは努力を伴うことが多いだろうけれど、当時の仲間たちとの思い出話でも話題になるのはそういう記憶である。二点目は、一点目とも関わって、容易なほうと難しいほうのどちらかを選ばなければならない時に、あえて難しいほうを選んでいってほしいということ。その場、その時は容易なほうを選んだほうが楽なようだが、あとで振り返ってみると、自分が成長し、充実感を覚えるのは難しいほうを選んだ場合である。生徒たちはそういうメッセージを伝えた教員の話を本当に真摯に受け止めて聴いていたように感じました。新しい勤務先でも大いに活躍されることと思います。

さて、式がつづいた昨日と今日はとても天候に恵まれ、本校にたくさんある桜の木も花がとても美しく照り映えています。今日は少し風が強いので、花がたくさん散っていますが、それもまた風情を感じさせています。桜の花が美しく咲くための条件の一つに厳しい寒さを経ることがあるそうです。上で述べた教員の話と重なって、人生の象徴のような話ですね。

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