25 高校の国語の教育が話題に

高等学校の新指導要領が令和4年度から全面実施になります。教科の中でも、国語は大きく変わります。そのことをめぐって、雑誌や新聞でも特集記事が組まれるなど、関心が高まっています。この夏には、教育専門ではない大きな雑誌で特集号が出ていましたし、先日も朝日新聞で大きな記事が掲載されていました。

大阪府で長年国語教師として生徒を教えてきましたし、若い教員を主として先生方に国語授業についてアドバイスする立場にも立ちました。たしかに、今度の国語の変化は「改革」と呼んでもいいくらいの内容になっています。ただし、日本の国語教育(正確には「国語教育」と「国語科教育」は違うものです)には、多くの積み重ねがあり、それをどのように生かしてくか、という視点も取り入れて、議論が進んでいくことを願っています。改訂の内容をきっちりとふまえて、生徒の学習実態にそくした国語の授業を各学校でどのように行っていくかについて、これから議論が活発化すると思いますが、その際に、これまでの成果を活かす工夫が要ると思います。堺上高校でも各教科と専門委員会でどのようにカリキュラムを組めばよいかの話し合いを継続して行なっています。

国語教育については、また、このブログでもとりあげたいと思います。