5月17日(月)、昨年に引き続き、明治国際医療大学から、上久保 敦(かみくぼ あつし)先生においでいただき、教職員対象に、AED器具の実習を含めた心肺蘇生の方法や、熱中症対策について講習会を開催しました。 講習会は、「保護者会に参加していた女性の保護者が意識のない状態で倒れたまま動かない」といった学校現場での場面を想定し、その場に遭遇した教員の取るべき行動は、という問いかけからはじまり、シミュレーション実習を中心に行われました。
昨年の講習会でのお話しを思い出しながら、研修に参加した教員たちは、それぞれ声を掛け合い、複数で動きながら心肺蘇生の実習に取り組みました。 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、気を付けなければならないこと、AEDの電極パッドを張り付けるときの注意事項など、上久保先生から熱心に指導していただきました。
また、今年は例年より早い梅雨入りとなっています。この時期から体温調節機能がうまく働かず、熱中症が多く発生します。熱中症になるほどではない、といった思い込みから手当てが遅れて重症化するケースも少なくありません。熱中症予防のポイントや、手当のポイントなどもわかりやすく教えていただきました。
本校では、毎年、学校安全に必要な応急手当の知識と実践について研修を実施しています。 今回は、新型コロナ感染拡大に伴い、医療現場の状況やワクチン接種についてのお話もしていただき、非常に参考になりました。上久保先生に改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。