5月11日(土) 雨降って地固まる

 5月11日(土)に、吹奏楽部の保護者からなる講演会総会が行われるということで、異例のことではありますが、校長自ら出向きました。それは、3月末に行われた吹奏楽部の定期演奏会前夜の出来事を発端に、指導者側と指導される側の行き違いで、一部の部員がつらい思いをしていたからです。SAYAKAホールで素晴らしい演奏と見事なパフォーマンスを行った定期演奏会の翌週、まだ主顧問が決まっていないという事態を知り、校長が直接介入すべきと判断しました。4月中旬には新採2年目の最若手の女性教諭を主顧問に抜擢し、総勢8名の顧問団を編成し、本格的な活動を再開しました。

 総会には、例年になく多くの保護者が参加され、多くの忌憚のないご意見を伺うことができ、本当に良かったです。生徒たちが、何のわだかまりもなく活動できることが、学校生活の中で最も大切であり、すべての基本は対話から始まると思います。顧問の先生方が生徒の活動をよく観察し、技術指導のコーチとうまく連携することで、生徒のもやもやを吹き払うことができるのではないかと信じています。今回の件で、生徒たちもスッキリして、これまで以上にいい音色が出せるようになるのではないかと期待しています。朝な夕なに聞こえてくるすがすがしい音色、吹奏楽部は狭山高校の看板の一つです。狭山池まつりでのマーチングのパフォーマンスは地域の方々の絶賛を浴びていましたし、万博記念公園で行われる吹奏楽の祭典「ブラスエキスポ2013」にも参加します。そんなに簡単ではないにせよ、まさに、「雨降って地固まる」にしたいものですね。