7月13日(土) 異文化との衝撃的な出会い

 7月10日から13日までの間、韓国スタディーツアーで、姉妹校の景福高校を訪問しました。創立92年となるソウル市公立の伝統校であり、名門男子校です。本校は、前々校長時代から約7年間姉妹校として交流を継続してきましたが、そもそも本校が景福高校に見染められたのは、本校生徒の気質と女子生徒のスカートの丈が要因であると聞いています。

 今回のスタディーツアーは、たまたま女子生徒のみ10名となりました。「なぜ男子生徒は来ないの?」という質問もあったようです。学校では伝統文化を体験し、ホストファミリーもホスピタリティーに富んでいて、10名の生徒たちはとても有意義な日々を過ごしたようでした。

 韓国は、車で走行していてもハングル文字があふれているほかは、日本とほとんど変わらないと思いますが、言葉の違い、生活習慣の微妙な違い、儒教思想、北朝鮮の様子や離散家族のこと、男子生徒は二十歳で軍隊に入ること等、生徒たちは研修とホストファミリーとの対話の中で、少なからずカルチャーショックを受けたはずです。韓流ドラマから始まり、若者の間ではK-POPばやりですが、それは単なる一面にすぎません。今回スタディーツアーに参加したメンバーは、異文化との衝撃的な出会いを通じて、自分の中に起こった嵐のような変化と向き合い、今後の成長につなげていくものと信じています。

 1学期の終業式では、ツアーに参加した生徒が全校生徒の前で成果発表を行い、生徒全員で貴重な経験を共有したいと思っています。