11月の総括

 落ち着いた勉学の秋、2学期の9月末から11月の間に、本校教員の授業を1時間ずつすべて見ました。授業を見に行くのがとても楽しみでした。今年は、授業をよりよくしようと考え、「ICTの活用」と「グループワーク」というキーワードで、授業の見直しに取り組みました。

 「ICTの活用」では、板書する時間を減らすことで授業時間を少しでも短縮し、その余った時間で先生方の経験や人生そのものを語ってほしいと思ったからです。単なる知識はすぐに剥がれ落ちますが、人の生き様は心に残るものです。また、「グループワーク」では、1対40の一方的な授業ではなく、生徒同士が意見を交換することで、自信のない生徒が自信を持って回答できるようになります。一方、わかっている生徒が教えることでより知識を定着するという効果もあります。

 パワーポイントを駆使して教材を作成する先生方も増え、また、授業の途中で机の方向を変えさせグループワークに移る先生方も出てきました。様々なチャレンジをしてくれています。「狭山高校の授業は楽しい」という噂が広がっていくように、これからも進化を続けたいと思います。