12月の総括

 今年力を入れた授業改善は、大変効果が出ました。以前にもお話ししたように、「ICTの活用」と「グループワーク」を取り入れた授業を要望したところ、「ICTの活用」では15人もの教諭がプロジェクターを用いて、パワーポイントで作成した教材と板書、プリント等を組み合わせて、効果的な授業をしてくれました。「グループワーク」では、数学のある授業ですが、原理や定理を説明した後、4人1組のグループを作り、問題作りをさせていました。グループ対抗で問題を作成し解答するという競争原理も取り入れた取り組みです。2年生の体育(女子)では、5~6人グループで創作ダンスを創り、発表するというものでした。大抵ダンス部員が入っておりヒップホップが中心でしたが、中には組体操を取り入れたものとか、独創的なものもありました。授業中私もグループに入りましたが、グループワークをすると、生徒の脳は活発に動きます。見ていて楽しいです。

 今年、嬉しかったことは、教職員全体で忘年会が行われたことです。昨年までは、各教科、各学年等で行っていたようです。全体で一つのことを行うことほど力強いものはありません。教職員が一致団結して一つの輪となり、大きく動き始めたのではないかと思います。生徒の教育にも良い影響をもたらすでしょう。この大きな輪の動きに乗り遅れないよう、みんながしっかり乗り込み、しかるべき方向に向け拍車をかけたいですね。校長としては、かじ取りに対する責任を重く受け止め、来年も頑張ろうと思います。