12月26日(木) 終業式後もいろいろ

 終業式後もいろいろあります。24日の午後は、本校吹奏楽部と大阪府警察音楽隊とのジョイント・コンサートが堺市立東文化会館文化ホールで行われました。安全・安心まちづくりコンサートということなので、防犯教室もあり、「悪質商法の被害に遭わないために」という寸劇が生活安全指導班により行われ、手口がよくわかりました。クリスマス・イブということもあり、クリスマスソングも含め、本校単独で3曲、ジョイントで6曲も演奏しました。嬉しかったのは、昨年は空席が目立っていた会場が、今年はほぼ満席だったことです。

 校長協会主催の教育シンポジウムが26日に行われました。企画運営特別委員会が実働部隊となるのですが、私もメンバーの一人として、今年は気が気ではありませんでした。就職指導委員会と進学指導委員会の代表の校長先生の発表ののち、特別講演として、池間哲郎氏が90分の熱い講演をされ、感動の渦に巻き込まれました。「今、日本の子供たちへ求められるグローバル教育」―一生懸命に日々を生きる大事さ―と題する講演でした。池間氏は、私費をなげうって東南アジアの子供たちが生きていけるよう、水道設備を整えたり、学校を建設したり援助活動をされています。映像を見ながら、どの校長も生徒たちに聞かせたい、と思われたことでしょう。日本では当たり前の生きること、衣食住があるということが日常ではない世界でも、必死に生きようとする姿は日本の子供たちに強烈な衝撃を与えると思います。日本では、教師を尊敬しますか?との問いに、肯定は23%で世界の最下位です。ワースト2位が65%あり、平均は80%です。父母を尊敬しますか?との問いに、肯定は25%でやはり世界の最下位です。ワースト2位が70%であり、平均は95%です。日本は何かがおかしいですね。アジアの人々は日本のことが大好きで、尊敬しているといいます。戦後の復興ぶりを見てのことですが、希望の星なのでしょう。アジアの子供たちの勉強したいという意欲を生徒たちに見せたいですね。語りつくせませんが、池間先生を突き動かしているものは、現地の子供たちの笑顔と変化だそうです。感謝はいただかない、驕りにつながるからだということです。継続することが大事ともおっしゃっていました。相手を尊敬し、理解し、少しだけ分ける、そして最も大切なボランティアは「自分自身が一生懸命に生きること」である、と言われました。

 28日には、今年最後の狭山池クリーン・アクションが行われ、生徒会部、ダンス部、野球部、バレーボール部員が参加する予定です。地域におけるボランティア活動の一環として、私も参加したいと思います。

 PTA会長が正門の前に門松を立ててくださいました。今は、玄関前に引っ越していますが、お正月の準備も万端です。