2月10日(月) 春遠からじ

 「春遠からじ」というテーマで、1年生が耐寒訓練を行いました。単に心と体を鍛えるだけでなく、歩きながら自然を観て、聴いて、嗅いで、触って・・・五感で春の芽生えを感じよう、という狙いなのですが、生徒を情緒的にも育てようという学年団の思いが通じたのでしょうか?

 1クラス5チームに分かれ、全体で40チームが行動するのですが、全行程約20㎞(標高差500m)を地図に従って正しく歩けたチームは10チームほど、私も途中で一部ルートを間違え数名の先生に会えませんでした。男女が共に行動することもテーマの一つです。

 お弁当を食べる観心寺は、河内長野市にある全国でも有数の高野山真言宗のお寺で、国宝である彩色豊かな如意輪観音菩薩像があります。河内長野市にある国宝と重要文化財の数が、全国の市町村の中で12位であるというのには驚きました。

 生徒全員の顔を見ることができるよう先発し、チェックポイントごとに休憩を取り、次々とチームを待ち受けました。1日で3万3500歩以上歩きました。前職における野外演習や行軍を除いて、通常の生活でこれだけ歩いたのは初めてです。腰、ひざ等のメンテナンスをして、また元気に頑張ります。