6月20日（月）SSⅡの授業の一環として、サイエンスカフェが開催されました。２年生総合科学科１２０名の生徒が６教室に分かれて課題研究のテーマについて説明し、大学の教授の先生方と学部生、院生の皆さんに助言をいただくという初めての試みです。学校に来てくださった方、オンライン参加の方と、今では定着した形の開催となりました。最初の打ち合わせの様子です。
この後、物理、地学、科学、スポーツ、生物、情報、数学の分野別に生徒が発表し、１６人の助言者の方々がそれぞれの教室で助言をくださいました。
その中から、リモートでご参加いただいた先生からのアドバイスを紹介します。
「どの班もしっかりテーマの背景、動機が説明できており、立派です。研究テーマの独創性も問題ありません。あとは予備実験と本実験をしっかり実行し、失敗も含めて進めていくことが重要。基本的には、危険性が無ければどんなユニークな手法で研究してもOKです。今回は初回でしたから、あえて研究のプロとしての指導はしませんでした。大学でもそうですが、『まず最初は自分たちでトライして、どうしても行き詰ったら仲間で相談、議論し、次の手を考える』ことが有効になります。予備実験でも良いので、まずは一歩進んでみて下さい。ネット検索よりも、まずは自分で考え、自分の手で実験をやってからです。ネット検索や過去の論文を読み過ぎると、独創性を損なうことになることも、覚えておいて下さい。」
理科棟が改修工事中で狭い所もあり、初めてのこともあってご不便をおかけしたと思いますが、遅くまで助言をいただき、ありがとうございました。生徒の皆さん、今日の機会をこれからの研究活動に役立ててください。ご助言をいただいた先生方、学生の皆さん、おいそがしいところ、本当にありがとうございました。これからもご協力よろしくお願いいたします。