1月19日(木)、6限は1年、2年の国際文化科の生徒対象に世界を見据えた広い視野を広げ、異文化を受け入れる機会の一つとして、講演会を行いました。講師は在京都フランス総領事で、アンスティチュ・フランセ関西館長を兼務されているジュール・イルマン氏です。イルマンさんは、フランスで生まれ、フランスでの経済財政産業省や外務省などの職を歴任し、在日フランス大使館として多岐にわたり日本でご活躍です。フランスで日本語を学ばれ、本日は日本語で講演をしてくださいました。
まずは私たちがフランスと聞いて抱く印象についてのお話でした。観光名所や食事、デザートなど。
今のフランスの様子です。政治と宗教を分離。フランス人と言っても肌の色もさまざま。婚姻関係のうち4%が同性婚。政治家の約40%が女性。個性を尊重する学校教育。
ジュールさんは今まで海外で「英語を話しますか」と聞かれたことはないそうです。あまりにも当たり前だからです。「英語の他に何語を話すか」と言うことが強みになるそうです。世界でフランス語が公用語になっている国は54か国です。
フランス語も各地方で方言があるそうです。発音が難しいと言われますが、Rの音も気にしないでいい、と言っておられました。
日本とフランスの強いつながりについてもお話がありました。オリンピック開催、ラグビーのワールドカップの開催、宇宙開発、アニメなど、共通するものが多くあります。
「どのようにして外国語を習得しましたか」の質問には、「とにかく使うこと、話すことです。書くことも大事ですが、話しましょう。コミュニケーションのツールですから」とのお答えでした。
最後にお礼の花束をお渡ししました。
とても気さくで明るく、生徒の質問にもお答えいただきました。ジュールさん、ありがとうございました。