学年集会を行いましたー最近読んだ本のお話ー

3月8日(水)、学年集会を行いました。久しぶりに2学年がそろい、放送による教員からの話と、大清掃などを行いました。校長からの話、各種表彰、各分掌長からの話と続きました。

自治会からは「次年度体育祭の新ルールについて」「次年度学園祭について」、生活指導部からは「交通安全について」「自転車の安全利用について」(ヘルメット着用が4月より努力義務になります)、進路指導部より「今年度の国公立総合型選抜と学校推薦型選抜の結果」(14人合格しました!)「次年度に向けて challengeしないと合格しない」「春休みをどう過ごすかで以降が決まる。」「みんな、本気になっているか。」「まず、何かを始める」「2年生は大学の情報収集と問題に挑戦」「1年生はとにかく今年度の復習を」と言った内容の話がありました。 

校長からは春休みの過ごし方や新入生の迎える準備などの話に加えて、最近読んだ本「マカン マラン」の話をしました。インドネシア語で、マカンは「食事」、マランは「夜」という意味で、夜だけオープンするカフェが物語の舞台です。そこに様々な悩みを抱えた人たちが集まります。その人たちに、オーナーのシャールさんが優しく、しかし毅然とアドバイスします。

「私なんてつまらない」「私には自分がない」「どうせ私なんて」「私なんかただの・・・」という女の子に対してシャールさんは「自分のことを ただの とか、つまらない とか言っちゃダメ。それは、貴方が支えている人や、貴方を支えてくれている人たちに対して失礼よ」と返します。

また、友達とうまくいかず、落ち込んでいる高校生に対しては「自分を憐れむ暇があったら、私は自分を元気にする方を選ぶわ。」「人と人が付き合っていく限り、仲たがいとか、勘違いとかは決してなくなることはない。どれだけ年を重ねても、人間関係は悩ましいものよ。だからこそ、私たちは思いやりを学べるのかもしれない」「自分を憐れみたくなったら、誰かに八つ当たりしたり、甘えたりしないで、自分で自分の機嫌を上手にとって元気になる。」といった具合です。私もくたびれたときに読んで、おいしそうなお料理の描写とシャールさんの言葉に救われ、励まされました。シリーズで4冊。全部図書館にあります。